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犬のあくびの意味は?愛犬からのサインを受け取ろう!

  • 2021年9月5日
  • 2021年9月10日
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わんちゃんがあくびをしているところを見ることはありませんか?

わんちゃんのあくびはとてもかわいくて癒されますが、ただ意味もなくあくびをしているだけではありません。

私たちがあくびをする際はただ単に眠いだけのことがほとんどですが、わんちゃんの場合はそこに様々な意味が込められている場合があります。

あくびの種類によっては、わんちゃんが何か危険な状態に陥っている可能性もあります。

そのため、あくびについて正しく理解することはわんちゃんと暮らすうえでとても大切です。

今回の記事では、犬のあくびをする意味やそこに隠れた危険性などを分かりやすく説明します。

この記事を読んで、わんちゃんの気持ちを少しでも理解しましょう!

犬のあくびの意味は?

早速本題である、犬のあくびの意味について説明していきます。

犬があくびをする際の意味としては、大きく分けて4つ挙げられます。

1.眠いだけ
2.カーミングシグナルとしてのあくび
3.人のあくびが移った
4.病気や体調が悪いサイン
それぞれについて詳しく説明していきます

眠いだけ

まずは眠いだけの場合です。犬も人間と同じように眠い時にあくびをすることがあります。

これについては説明はいりませんよね笑。眠いだけの時のあくびには心配は無用です!

カーミングシグナルとしてのあくび

カーミングシグナルとは、争いを避けるためのボディランゲージです。犬は昔集団で生活していて、無駄な争いを避けるために、このカーミングシグナルを利用していました。

あくびもカーミングシグナルの一つで、わんちゃんが緊張している場合や不安を感じている場合にすることがあります。

どんなときにこのあくびをするの?

わんちゃんがこのあくびをするときは不安や緊張している場面が多いです。

具体的な事例を紹介していきます。

・散歩中に他の犬に出くわした
・家に見知らぬ人が来た
・犬を怒った
・犬にしつこくちょっかいを出した
これらの場面でわんちゃんがあくびをした際はカーミングシグナルのあくびである可能性が高いです。
いずれの場合もわんちゃんが不安や緊張を感じている場面ですね。

どう対処する?

このような状況が続くと、わんちゃんがストレスを感じてしまうことになります。

ストレスがかかりすぎると、健康にもよくありません。そのため、わんちゃんがカーミングシグナルのあくびをした場合には、適切な対処を取り、それを改善する必要があります。

先ほどの事例を例にして、対処法を説明します。

・散歩中に他の犬に出くわした→抱っこしてその場から離れる
・家に見知らぬ人が来た→他の部屋へ連れていく
・犬を怒った→怒るのをやめる
・犬にしつこくちょっかいを出した→ちょっかいを出すのをやめる
いずれの方法も簡単に実行可能なので、わんちゃんがカーミングシグナルのあくびをしたらすぐ対処しましょう!

人のあくびが移った

他の人のあくびを見たときにそれが移って自分もあくびをしてしまうことってありませんか?

実はわんちゃんも人のあくびが移ってあくびをすることがあります。

理由についてはまだはっきりとしていないようですが、ある研究によると、飼い主さんとの絆が強いほど、あくびが移りやすいそうです

そのため、もしあなたのあくびがわんちゃんに移ったときは絆が強いという可能性が高いため、喜びましょう!

このあくびについては特に心配はありませんね笑。

病気や体調が悪いサイン

犬は病気や体調が悪いサインとしてあくびをすることがあります。

このようなあくびをしたときはいつも以上にわんちゃんに注意する必要があります。

ではどのようなあくびのときに注意が必要なのでしょうか。

以下にまとめました。

・あくびの回数が多すぎる
・舌の色がいつもと違う
・口臭がいつもよりする

わんちゃんのあくびに何か違和感を感じた際には、体調不良や病気の可能性があるため、気のせいで終わらせないで、わんちゃんの様子に注意しましょう。

あくびで疑われる病気

ここからは病気や体調不良のサインとしてのあくびのときに疑われる病気について説明していきます。

・低血糖
・貧血
・うつ病
・歯の不調
・てんかん
あくびから考えられる病気として以上のことが挙げられます。
それぞれの症状について説明していきます。

低血糖症

低血糖症は血液中の塩分濃度が低下することによって引き起こされる病気です。
低血糖症になってしまうと、ぐったりしたり、元気がなくなったりします。

生後三か月頃までの子犬に多く見られる病気です。ただし、成犬でも発症することはあります。

また、低血糖症は大型犬がなりやすいと言われています。

予防法

低血糖症を予防するためには、1回当たりの食事の量を減らし、その分食事の回数を増やしましょう。

貧血

貧血とは、血液中のヘモグロビン濃度が下がった状態のことです。

ヘモグロビンは酸素を運搬する能力を持っているため、ヘモグロビン濃度が下がってしまうと、酸素を運搬することができなくなってしまい、危険な状態になります

具体的には、食欲の低下や、元気がなくなるなどの症状が出ます。

症状が重くなると、呼吸困難などの命に関わるほどの症状になってしまうため注意が必要です。

予防法

適度な運動や、バランスの良い食事など、健康な生活を心掛けるようにしましょう!

うつ病

「犬もうつ病になるの??」と思う方もいると思います笑。

うつ病と言ったら人間がなるイメージが強いため、犬がなるなんてあまり想像できませんよね。

しかし、実は犬もうつ病になることがあります。

犬がうつ病になった際の症状は様々なものがあります。

症状の例としては、元気がなくなる、食欲が低下するなどがあります。

実際にうつ病が原因で、食べ物や水を摂らなくなってしまい、衰弱死してしまった例もあるそうです。

うつ病は見分けることが難しいので、飼い主であるあなたが愛犬の日々の変化にいち早く気づくことが大切です。

予防法

わんちゃんのうつ病を防ぐためには、わんちゃんのストレスを与えないようにしましょう。

・運動不足
・不安
・環境の変化
・恐怖
基本的には我々人間と変わりませんね。私たちがストレスに感じるようなものはわんちゃんもストレスに感じることが多いです。
なるべくわんちゃんをこれらのストレス要因から遠ざけましょう。

歯の不調

愛犬の口臭が気になった時はなにか歯の不調がある可能性があります。

歯の不調の場合の代表的な病気としては、歯周病や虫歯などがあります。

これらの症状を放っておくと、歯がどんどん悪くなってしまい、ご飯が食べれないなどの事態が起こってしまう可能性があります。

犬にとって歯はとても大事です。そのため、歯の不調を感じたらすぐに病院へ連れていきましょう!

予防法

歯の不調の予防法としては、歯磨きが挙げられます。

私たちも虫歯などを防ぐために歯磨きをしますよね。

わんちゃんの歯磨きの方法はさまざまなものがありますので、ぜひ色々調べてみて下さい。

てんかん

あくびがてんかんの予兆となることがあります。

犬がてんかんになると全身が痙攣したや意識障害がおこったりします。

重度なてんかんは命に関わることもあります。

予防法

てんかんを完全に防ぐことは難しいと言われています。
ストレスや刺激によって発生することもあるので、わんちゃんにストレスや刺激を与えないようにしましょう!

まとめ

わんちゃんのあくびはとてもかわいく、見るとすごく癒されますよね笑。

しかし、あくびの種類によってはわんちゃんがストレスを感じていたり、体調や病気のサインだったりします。

そのため、わんちゃんがあくびをしているときはただ単にかわいいと思うだけでなく、「なぜあくびをしたのか」、まで考えると良いと思います。

わんちゃんはしゃべることができないため、我々が少しでも理解をして、わんちゃんからのサインを見落とさないようにしましょう!

最後までご覧いただきありがとうございました。少しでもお役に立てたなら幸いです。